暗号通貨の入手

暗号通貨の入手には、主に3通りの方法があります。1つ目の暗号通貨の入手方法としては、販売所や取引所に口座を開設して、現金を暗号通貨(仮想通貨)に両替します。2つ目の暗号通貨の入手方法としては、暗号通貨(仮想通貨)のマイニングを行い、マイニング報酬を得ます。3つ目の暗号通貨の入手方法は、ICO (Initial coin offering)やSTO (Security Token Offering)で新規に取引所に上場する暗号通貨を入手します。販売所や取引所あるいはマイニング、ICOやSTOにより入手した暗号通貨(仮想通貨)はウォレット(wallet)と呼ばれる保管庫に保存します。一般的にマイニング報酬、ICOやSTOによる暗号通貨の入手は時間がかかるので、通常取引で暗号通貨を使用したい場合には、販売所や取引所を利用する事になります。

暗号通貨の販売所や取引所は世界中にあります。しかし、暗号通貨の取引を1番やり易いのは、自分が住んでいる国や地域の販売所や取引所になります。例えば、日本には販売所と取引所を合わせて20近く存在します。ただし、日本の販売所や取引所は金融庁が認証した暗号通貨しか取り扱うことができますせん。それ以外の金融庁が認証しない暗号通貨を取引したければ、海外の取引所にも口座を開設するのがいいでしょう。

暗号通貨を売買できる場所として販売所と取引所があります。販売所では、販売所が所有する暗号通貨を購入し、販売所に自分が所有する暗号通貨を売却します。空港や銀行などにある外国通貨の両替所に近いイメージが暗号通貨の販売所になります。販売所では売買価格が自分の希望売買価格と一致すれば、暗号通貨を購入または売却することができます。販売所はスプレッドと言われる販売所に支払う手数料がかなり高く設定されています。

一方、取引所ではユーザー同士で直接取引を行います。取引所には売り手の希望値(指値)と買い手の希望値(指値)が掲示してある板があり、これによって取引の成否が決まります。したがって、自分の希望売買価格によっては必ずしも暗号通貨を購入または売却できるわけではありません。取引所での取引では、指値で注文する他に成行という注文方法もあります。成行注文は取引ボードに記載されている一番高い価格で購入し、一番安い価格で売却します。取引所はユーザーに取引の場所を提供しているだけなので、スプレッドと呼ばれる手数料を低く抑えられます。

なお、スプレッドと呼ばれる手数料は暗号通貨も従来の通貨も同じ意味を持ち、購入価格と売却価格の差になります。FXを行なったことがない人は感覚的に分かりにくいかもしれません。日本でよく見かけるのは空港や銀行にある為替ボートで、この為替ボートには買値が高く売値が安く表示されています。この買値と売値の差がスプレッドになります。

暗号通貨の取引所における取引ボードには、Maker (メイカー)とTaker (テイカー)と呼ばれる2つの注文方法があります。これらのMaker (メイカー)とTaker (テイカー)の注文方法はFXにはない暗号通貨独自の注文方法になります。Maker(メイカー)は指値を作る人になり、取引ボードに記載されていない新価格で売買の注文をします。Taker (テイカー)は価格を取る人になり、取引ボードに記載されている価格で売買を注文します。成行注文もTaker (テイカー)になります。一般的には、Taker (テイカー)よりもMaker(メイカー)の方が手数料が安くなります。

このように販売所と取引所では異なる性質があるため、販売所と取引所の両方に口座を開設した方がいいと思います。株式やFXをやったことがない人にとっては取引所を使う事に敷居を高く感じるかもしれません。取引所を使っていけばすぐに慣れますので、販売所だけでなく取引所も使ってみてください。

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