ハードフォークとソフトフォーク

暗号通貨(仮想通貨)はP2Pネットワークのブロックチェーン技術により成立していますが、このブロックチェーン技術の進歩により暗号通貨(仮想通貨)もアップデートします。この暗号通貨(仮想通貨)のアップデートには、ハードフォークとソフトフォークがあります。ハードフォークとソフトフォークのどちらになるかはその暗号通貨をマイニングをしているマイナー達の話し合いにより決定されます。暗号通貨(仮想通貨)のアップデートがハードフォークとソフトフォークのどちらになるにせよ、市場の混乱がないように通常は事前に通告があります。

暗号通貨のソフトフォークはアップデートしても暗号通貨自体が変化しない場合に行われます。マイニング方法がPoWからPoSに変化したとしても、暗号通貨が変わらなければ、このアップデートはソフトフォークになります。通常のソフトフォークによる暗号通貨のアップデートは暗号通貨の価格にほとんど影響がありません。取引所や販売所などのウォレット(Wallet)もそのまま使用可能です。ソフトフォークにより暗号通貨の機能が向上すると、その暗号通貨自体の流通量が上がるため、結果として、暗号通貨の価格が上昇する可能性があります。(暗号通貨の価格については、こちらも参照してください。)

暗号通貨のハードフォークは、1つの暗号通貨が複数の暗号通貨に分割することをいいます。暗号通貨のハードフォークで複数の暗号通貨に分割した直後では、分割後の暗号通貨の価格の合計は分割前の暗号通貨の価格と一致します。複数の暗号通貨に分割すると記載しましたか、暗号通貨のハードフォークはほとんど2種類の暗号通貨への分割になります。暗号通貨がハードフォークした例は、ビットコイン(BTC)がビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)に分割したり、イーサリアム(ETH)がイーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシック(ETC)に分割したことなどになります。

暗号通貨のハードフォークは、分割する直前までのブロックチェーンをもつ複数の暗号通貨ができますので、暗号通貨の送受信の際に問題が発生する可能性があります。また、マイナー同士が喧嘩別れの状態でハードフォークした場合、それぞれのマイナーが互いの暗号通貨を攻撃し合う可能性もあります。これらが発生しますと、ハードフォークした暗号通貨の信用が無くなりますので、この暗号通貨の価値も無くなります。このような事態を防ぐために、ハードフォークする暗号通貨にはリプレイプロテクションが必要になります。

ハードフォークした暗号通貨の取り扱いはウォレットによって異なりますが、ブロックチェーンが紐づけられているので、多くの場合ハードフォークした全ての暗号通貨入手することができます。無料で別の暗号通貨が貰えるので、ハードフォークが発生するとラッキーに思えます。ただし、ハードフォークした暗号通貨にリプレイプロテクションが実装されるまでに時間がかかることがあり、一時的に暗号通貨の流通量が減少して価格が安くなる可能性があります。

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