暗号通貨(仮想通貨)だけではなく株式やFXなどに投資を行う時には、投資方法によってロングポジションとショートポジションに分かれています。株式や先物などへの投資の基本は、株式や先物などを購入(買い)してこれらを売却して利益を得ることです。通常の資本主義社会において、株式や先物などはインフレーション(インフレ)や企業活動などにより価格上昇します。これらの価値は長期間かけて上昇しますので、株式や先物などを購入する買いポジションのことをロングポジションといいます。
株式や先物などは購入(買い)だけではなく、売却(売り)から投資することもできます。株式や先物などの売却は通常利益や損失を確定する時に行われます。これらの損益確定する人が多くなると、価値が低下し連鎖的に売りが発生します。不安な投資家が多いほど株式や先物などの価格は短期間で下落しますので、株式や先物などを売却する売りポジションのことをショートポジションといいます。
FXや暗号通貨の取引においても、ロングポジションとショートポジションは存在します。FXの場合、2つの通貨のうち流通量が多い通貨を購入することをロングポジションといい、流通量が少ない通貨を購入することをショートポジションといいます。例えば、好景気になると、世界中で米ドルが取引で使われるようになり、米ドルの流通量が多くなり、米ドルの価格が上がります。米ドルの価格が上昇すると考えて米ドルを購入することをロングポジションといいます。一方、不景気になりますと、安全通貨といわれる日本円やスイスフランを購入する為に、米ドルの流通量が少なくなり、米ドルの価格が下がります。米ドルの価格が下落すると考えて米ドルを売却することをショートポジションといいます。
暗号通貨(仮想通貨)の場合、FXと異なり2つのロングポジションとショートポジションがあります。1つ目のロングポジションとショートポジションは暗号通貨(仮想通貨)と従来の通貨との取引に適用されます。この暗号通貨(仮想通貨)と従来の通貨では、ビットコインと米ドルで考えます。ビットコインは通貨ですが証券と似た性質があります。このため、証券などと同じくビットコインを購入することがロングポジション、ビットコインを売却することがショートポジションになります。(ビットコインは証券ではありませんが、暗号通貨には最初から証券として資金を調達するSTOという方法がありますので、暗号通貨を証券の性質を持つと考えても間違いではありません。)
暗号通貨における2つ目のロングポジションとショートポジションは暗号通貨同士の取引に使われます。暗号通貨の価格はその通貨の総発行数と流通量によって決まりますが、全ての暗号通貨の価格の基準になるのが流通量が最も多いビットコインになります。ビットコイン以外の暗号通貨(アルトコイン)を購入する場合、ビットコインからアルトコインを購入します。したがって、ビットコインを売却してアルトコインを購入することがロングポジションになり、アルトコインを売却してビットコインを購入することがショートポジションになります。
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