暗号通貨の価格

暗号通貨(仮想通貨)の価格は暗号通貨(仮想通貨)と従来の通貨との取引あるいは暗号通貨(仮想通貨)同士の取引によって決定します。為替市場で中心的な役割をしている通貨を基軸通貨といいます。暗号通貨(仮想通貨)であれ、従来の通貨であれ、従来の通貨における基軸通貨はアメリカドルであるのに対して、暗号通貨(仮想通貨)における基軸通貨はビットコインになります。基軸通貨は流通量が多く価格が安定しているという特徴があります。

暗号通貨と従来の通貨は共に信用を基に物品などと交換できる通貨に間違いありません。通貨の信用力が高いとその通貨の価格が高くなり、通貨の信用力が低いとその通貨の価格が低くなります。従来の通貨の信用力は各国の中央銀行などに依存していて、暗号通貨の信用力はP2Pネットワークによるブロックチェーン技術に依存しています。

従来の通貨の場合、通貨の流通量と発行量が価格に影響を与えます。通貨の発行量が一定の場合、通貨の流通量が多いということは、それだけその通貨を購入している量が多いことを示しています。一方、通貨の流通量が一定の場合、通貨の発行量が多いということは、その通貨を購入する割合が低いことを示しています。したがって、流通量が多く発行量が少ないと通貨の価値が上がります。

暗号通貨の価格決定についても従来の通貨と同様に、流通量が多く発行量が少ないと暗号通貨の価値が上がります。商品の購入に暗号通貨が使えるお店などが増えると、その暗号通貨の流通量も増加します。従来の通貨と暗号通貨のトレードや暗号通貨同士のトレードが増えることでも通貨の流通量が増加します。暗号通貨では総発行量は決まっていますが、マイニングによりある一定時間ごとに発行量が増加します。つまり、暗号通貨のブロックチェーンの性質上マイニングが必要になるので、一定時間ごとに暗号通貨の価格が下落するようになっています。

従来の通貨も暗号通貨も価格を決定する要素は通貨の流通量と述べましたが、通貨の流通量という概念が考えにくいかもしれません。通貨の流通量は通貨の保有量と送金量や使用量の合計になります。通貨の送金量や使用量が増加すると、その通貨を保有したい人が増加しますので、その通貨の価格が上昇します。例えば、景気が良くなりますと、アメリカドルで取引や決算をする人や企業が多くなり、アメリカドルが高くなります。暗号通貨の場合も同様で、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)で取引する人や企業が多くなるとビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の価格も高くなります。

暗号通貨も従来の通貨も価格の適正値はありません。現在の価格よりも高くなると思っている人が安くなると思っている人よりも多いと、その通貨の価格が高くなります。逆に、現在の価格よりも安くなると思っている人が高くなると思っている人よりも多いと、その通貨の価格が安くなります。暗号通貨の価格が高くなると考えている人が多くなり暗号通貨の保有量が急増した場合、暗号通貨の価格が暴騰してバブル状態になる可能性があります。

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