投資をするのに必要な考え方にリスクとリターンの関係があり、ハイリスクハイリターンとローリスクローリターンがあります。預貯金や債券はローリスクローリターンになり、株式投資やFXはハイリスクハイリターンになります。不動産投資などは債券と株式投資の間にあたるので、ミドルリスクミドルリターンと呼ばれることもあります。
暗号通貨(仮想通貨)への投資は基本的にハイリスクハイリターンに分類されますが、この中にもローリスクローリターンからハイリスクハイリターンまで幅広くあります。暗号通貨の中でもローリスクローリターンに分類されるのがマイニングになり、ハイリスクハイリターンに分類されるのがICO (Initial Coin Offering)やSTO (Security Token Offering)になります。なお、一般的な暗号通貨(仮想通貨)のトレードは、暗号通貨(仮想通貨)への投資の中では、ミドルリスクミドルリターンになります。
投資の醍醐味はお金を働かせて多くのリターンを得ることです。リターンは投資の収益率になり、リターンが大きいということは収益率が高いことになります。収益率というのは
収益を投資額で割った値になります。
リターン[%] = 収益 ÷ (初期投資 + ランニングコスト) × 100
リターンは通常収益が出た場合の表現になり、損失が出た場合にはマイナスリターンと呼ばれます。マイナスリターンの代表はローンになります。リターンは日々変化していて、投資期間が長くなるほどリターンも大きくなります。リターンの計算は1日あたりの収益率である日利、1月あたりの収益率である月利、1年あたりの収益率である年利をよく使います。
投資におけるリスクはリターンと比較すると分かりにくいと感じるかもしれません。投資初心者にとって、リスクと聞くと事故や病気、震災のリスクというように負のイメージが強いと思います。投資におけるリスクは価格の変動率を表しているだけです。この変動率は正規分布に基づいていて、この変動が起こる要素のことをリスク因子といいます。リスク因子には、事故や病気、震災といった負のリスク因子だけではなく、顧客数増加やコスト削減といった正のリスク因子もあります。
ここまでのリスクとリターンの説明で気付いた人もいるかもしれませんが、ハイリターンであるためにはハイリスクである必要があります。例えば、月の価格変動率が1%であれば、年の収益率はどんなに理想的であっても15%にはいきません。ただし、運用が下手であれば、収益率0%やマイナスになることはあります。つまり、ハイリスクハイリターン、ハイリスクローリターン、ローリスクローリターンはありますが、ローリスクハイリターンは絶対にあり得ません。もし、ローリスクハイリターンを謳う案件がありましたら、詐欺案件だと疑った方がいいです。
投資初心者が考える投資は一攫千金のようなギャンブル的な投資が多いように思います。しかし、ギャンブル的な投資で利益を得るには投資上級者でも難しいことが多いです。ビットコインなどの暗号通貨への投資を考えている人は、クラウドマイニングなどでマイニングを行い、マイニング報酬で確実に暗号通貨を手に入れることから始めることがいいと思います。そこから、暗号通貨のトレードやICO、STOなどの違う投資方法にステップアップするのがいいかと思います。
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